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映画『ふじ学徒隊』予告編（別府ブルーバード劇場公開用）

映文連アワード2012文部科学大臣賞受賞作品 ドキュメンタリー映画『ふじ学徒隊』 8月18日（金）より大分・別府ブルーバード劇場で１週間公開決定！ 上映時間、料金等は、劇場（0977-21-1192）にお問い合わせください。 別府ブルーバード劇場のウェブサイト（https://www.beppu-bluebird.info/） 海燕社のウェブサイト（ http://www.kaiensha.jp ） やツイッター、フェイスブックでも情報発信しています。チャンネル登録をお願いします。 2012年／カラー／ハイビジョン／ステレオ／48分／監督：野村岳也／脚本：城間あさみ／製作：海燕社 インタビュー 仲里 ハル／宮城 トヨ子／宮城 喜久子／名城 文子／田崎 芳子／渡久地 敏子／真喜志 光子／真喜志 善子／嘉手納 米子／平良 ハツ／新垣 道子／大城 正祺 積徳高等女学校・ふじ学徒隊は、多くの女子学徒隊が従軍し戦死した激戦の沖縄本島南部にあってほとんどの学徒が生き残った稀有な女子学徒隊である。また軍医も生き残った部隊であった。それは、なぜか…生と死をめぐる葛藤の３カ月をふじ学徒隊の記憶で辿っていくドキュメンタリー映画。 2012年に映画を製作して今年で11年目を迎える。 今夏の別府ブルーバード劇場での公開は2015年の東京渋谷アップリンク、大阪十三シアターセブン公開以来8年ぶりの本土劇場公開となる。（九州では初めての公開である） 映画を製作してから映画で戦争体験を証言した二人の学徒隊（仲里ハルさん、真喜志善子さん）が亡くなった。また、映画製作に尽力した積徳高女ふじ同窓会の新垣道子会長、与儀尚子副会長も亡くなった。豊見城の避難民の証言をした大城正祺さん、そして、監督の野村岳也も亡くなった。 沖縄戦終戦直後、ふじ学徒隊は、ほかの女子学徒隊が大勢の犠牲者を出したことを知り愕然とする。自分達だけが生き残ったことを申し訳なく思ったという。数名が語り部として活動したもののふじ学徒隊のほとんどが長く多くを語らなかった。このような葛藤の中で、年月とともに生かされたことの意味、生きることの大切さを深めていく。野村岳也監督は「命どぅ宝」の言葉を最も体現化した学徒隊だと語っていた。 映画製作時すでに80歳を超える高齢であったふじ学徒隊。戦争を知らない世代に戦争を知ってもらいたい、二度と戦争を起こして欲しくない、自分達と同じ悲惨な青春を送って欲しくない、という想いで思い出すのも苦しくつらい戦争体験をカメラの前で語って下さった。ふじ学徒隊にあらためて感謝と敬意を表したい。時とともにますます貴重となったふじ学徒隊の言葉は、私達に戦争の悲惨さを伝えるだけでなく、たった一つの自分の命、たった一日の日常、その重さと尊さを教えてくれる。命を守り抜くことの厳しさと大切さを伝える。あなたならどうする？と問いかけている。 #ふじ学徒隊 #沖縄戦 #女子学徒隊